信濃町 I様別荘 屋根改修工事
2022.11.01 (Tue)
信濃町 I様別荘 屋根改修工事 施工データ
場所 | 信濃町 |
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工事内容 | 別荘・ログハウス屋根張替え・屋根カバー工法その他リフォーム工事 |
価格帯 | 200~300万 |
工事期間 | 30~45日 |
工事完了月 | 10月 |
小西 修平 こにし
営業担当
スタッフより
2020年2月、この15年ほどの間に数回塗装工事のご依頼をいただいている信濃町のお客様から「屋根が落ちたのですぐに見に来てほしい」と連絡をいただいたことから始まり、今年は信濃町でひたすら雪で壊れた建物と向き合ってきました。
本案件はそんな雪害案件のうちの一件である別荘工事です。
建物の改修工事に携わっていてつくづく実感するのは、多業種にわたるプロフェッショナルな方々の力無しには工事が進んでいかないという事です。
お客さまからご連絡を受けて現場へ伺い、状況を確認し、必要な工事を見積りに落としこんで、契約をいただけたら、足場を設置して解体するまでの段取りを組んで、いよいよ工事が動き出します。
工事中、営業担当の私にできることと言えば、土嚢袋を片手に現場周りのゴミ拾いをする程度。
木々がまだ緑色だった時期に工事が始まり、モミジが綺麗に赤く染まった10月末に本工事は完工しました。
雪の重みで無残に変形してしまった建物が、秋の紅葉の傍らで、静かにたたずむ元通りの姿を写真に収めつつ、職人の方々の力量に、ただただ脱帽です。
担当:小西
私が担当した施工事例
① 施工前 屋根損傷写真
今年の雪の量は尋常でなかったために、雪深い山奥にひっそりと佇む別荘の屋根が著しい損傷を受けました。② 施工前 屋根損傷写真
屋根を支えるために相当の太さがある母屋まで折れていました。③ 施工前 屋根損傷写真
頬杖が板壁を突き破っていました。
※頬杖の取付位置に柱通っていなかったので、改修後はあえて頬杖の取り付けを行いませんでした。④ 木工事 施工後
屋根の形が元に戻りました。
※改修した木材は塗装前です。⑤ 板金材 荷揚げ(クレーン使用)
屋根材一枚の長さが10mを超えるので、クレーンを使って屋根上へ運びます。
※ちなみに、写真の手前に見える屋根材は、改修のために剥した屋根材です。クレーンで新しい材料を上げた際に、古い屋根材を地上へ降ろします。⑥ 板金材 荷揚げ(クレーン使用)
写真手間に見える白い材料(屋根材の裏面)がクレーンで上げた新しい材料です。⑦ 屋根 張り替え後 西面
写真の右奥が一番損傷の著しい部分でした。
予算を抑えるために致し方なく間口(軒先から見た時の横方向)の途中で屋根材を切って、必要部分のみを張り替えることもありますが、特に雪の多い地域では
屋根になるべく繋ぎ目を作らないことが基本です。この度は一本物で全体を張り替えました。⑧ 屋根 張り替え後 東面
⑦の写真の反対側の屋根です。流れ方向(棟から軒先に向かう方向)の途中で屋根の仕上がりが異なっています。こちらは軒先の損傷した部分だけを張り替えた場合の仕上がりです。間口方向でみると繋ぎ目が生じないため、納まりとして問題ありません。⑨ 屋根 東面 改修中のひとコマ
ちなみに、⑧のように仕上がる前の工事風景です。逆側の損傷に比べてしまえば軽微ではありますが、垂木が折れていたので、屋根を剥して補強している場面の写真です。⑩ 木部(改修箇所)塗装
新品の木材を塗装します。⑪ 木部(改修箇所)塗装
こちら、先に掲載しました、頬杖に突き破られた外壁部分を塗装している写真です。⑫ 改修部(破風板付近)
塗装も終わって後は足場解体を待つだけかと思いきや、実はこの写真は足場解体前に行うべき重要な工事が施工前の状態です。⑬ 電気工事
⑫の写真の中央にぶら下がる白い管。こちら、雪の重みで破風ともども外れてしまった電気の引き込み線です。専門の施工技師により、目立たない破風の内側へ取り付けました。⑭ 電気工事
⑬からつながる桁側(軒先側)の納まりです。仕上がり 正面
大工職人が板金材を剥して木工事を行うところから始まり、板金の職人が屋根を葺いて、塗装の職人が新しい木材を塗装して、電気の施工技師が引き込み線を納めて、、、営業担当の私は現場のゴミ拾い係。