スレート屋根の縁切り作業は何のためにするの?|長野市、上田市 外壁塗装・屋根塗装専門店トラスト
2016.03.26 (Sat) 更新
長野県長野市、上田市のみなさん、こんにちは!
スレート屋根の塗装工事をするうえで、欠かせない工程があります。
それが「縁切り」 です。
これから屋根の塗替えをするという方は「洗浄」「下塗り」「上塗り」などは聞いたことがあっても縁切りは馴染みのない言葉かと思います。
もちろん他の工程も大切ですが、この工程を抜かしてしまうと取り返しのつかないことになる可能性もありますので注意が必要です。
縁切り作業とは
未塗装時のコロニアル屋根やスレート(カラーベスト)屋根では、瓦などと同じ要領で、
薄い板を1枚1枚重ねて貼っていくという構造ですが、下の画像のように雨水はこの板と板の間からきちんと自然に流れていく仕組みになっています。
ですが、塗装をすると塗料とスレート材下部がくっついてしまう事があります。※下の画像参照
そうなると侵入した雨水の抜ける隙間がなくなり最悪の場合雨漏りの原因となります。
これを防ぐために行う作業が「縁切り」となります。
通気部材「タスペーサー」で縁切りが主流
従来はカッターで一枚一枚切っていく方法しかありませんでしたが、
現在ではタスペーサーという部材をスレート下部の隙間に挿入することで通気を確保できます。
- タスペーサー
通常、プライマーの塗装後にこのタスペーサーを挿入してきます。
特に固定している訳ではないので、塗装工事完了後に屋根から落ちてきてしまう事がありますが、品質上の問題はありません。
縁切りしないとどうなる?
先ほども少しお伝えしましたが、縁切りをせずに塗装工事を行うと「雨漏り」を引き起こす可能性が非常に高いです。
屋根の塗装工事をしてから雨漏りしてきたという場合は縁切りを行ってない可能性があります。
スレート屋根の塗装工事では必ず行うべき工程なのですが、結構手間のかかる作業なので縁切りをしない業者も中にはいます。
その場合は塗装した業者にすぐにでも連絡して直してもらいましょう。
また、雨漏りが天井など分かりやすいとこに雨染み等の症状が出ればいいのですが、屋根裏や外壁内部で長期間雨漏りしていたというケースも多いです。
こういった気づかない雨漏りが一番怖いので、塗装する際は必ず縁切りをしてもらいましょう。
「縁切り」がされてない事例
以前、雨漏り調査に伺った際に、屋根上の調査で縁切りがされていないことを発見しました。
スレート下部の塗料でくっついているとこを切ってみると雨水が出てきてるのが分かります。
雨が降ってから2日経っていましたが屋根の中にはまだ雨水が残ってる状態でした。
縁切りの大切さがわかりますね。
こちらがその際の記事ですのでよろしければご覧ください。
まとめ
一見すると面倒な作業ですが、「縁切り」をしないで放置しておくと、水が流れずそのままになってしまい、雨漏りの原因になる他、そのまま時間が経過すれば屋根自体の腐食にも繋がります。
せっかく屋根を綺麗に塗ったのに却って腐らせる事になってしまった、などという事にならないよう、
工事の際には業者にはっきりと確認し、渡された見積書にも「縁切り」の分が含まれているかどうかを、きちんと見ておきましょう。
トラストは外壁塗装・屋根塗装・雨漏り専門店です。
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