塗装工事の保証について
2025.01.07 (Tue) 更新
長野県長野市、上田市、佐久市のみなさん、こんにちは!
今年の目標
2025年になりました。私は2000年生まれですので、100歳まで生きるとすると、今年が終わると人生の4分の1が終了してしまうということです。感慨深いというか、「もうこんなに…?!」という感情が一気に押し寄せてきております。ついこの間成人式をした…というか、高校を卒業したような気がするのですが…。
そう思いながら過ごしていても何も始まりません。トラストに入社してから今年で3年です。入社してから、「今年の目標は〇〇だ!」と決めて1年を過ごすようにしております。振り返ったときに、自分の成長を実感したいからです。大まかな目標で、1年目は「とにかく仕事を覚える」2年目は「80%のことを自分一人でこなせるようになる」でした。がむしゃらに進んできましたが、今ではたいていのことであればこなせるようになっていると自信をもって言えるようになりました。
今年の目標は、「自分の武器を磨くこと」です。2年目の終わりに、ふと自分の一番の武器は何か?と考えることがありました。これまでの経験から考えた結果、私の武器は“スピード”でした。とにかくご対応を早く、返答を早く、見積を早く。2年間塗装業界で過ごしてきて感じたことは、とにかく「遅い」でした。たとえ100%のものでなくても、時間を短縮することでお客様がご検討されるお時間も増えますし、もし何かトラブルが起こったとしても素早く動く人間であることの方が大事だという結論に至りました。
2025年の仕事の目標は「自分の武器(スピード)を磨く」、プライベートの目標は「腹筋を割る」です。その目標を掲げたからには、今年一番のブログもいち早く更新しておく必要があります。前置きが長くなってしまいましたが、今回のブログのテーマは「保証について」です。
塗装工事の保証とは?
一般的に塗装工事を行った場合は、2つの保証が付いてきます。「製品保証」と「施工保証(工事保証)」の2つです。
「製品保証」:塗装工事の製品(=塗料)の保証。基本的には塗料メーカーが施工店に対して発行する保証で、お施主様に対して発行される保証ではないことに注意が必要。
こちらはつまり、「ちゃんとした塗料を作っていますよ」ということです。施工不良が発生した場合、塗料に問題がある際に発動します。
「施工保証(工事保証)」:塗装工事の技術の保証。施工店がお施主様に対して発行する保証で、施工不良が発生した場合、製品ではなく施工に問題がある際に発動します。
こちらはつまり、「ちゃんと塗りましたよ」ということです。
保証は2つ存在しておりますが、お施主様にとって安心な保証は、「施工保証(工事保証)」の方となります。保証の内容は施工店によって変わってきますが、「著しい色あせ」「塗膜の膨れ・剥がれ」であることが多いです。これらの症状が発生した場合は、保証期間内中であれば無償で、早急にご対応させていただくことを約束しますというものが「施工保証」ですね。
施工保証の年数
さて、お施主様に対しての保証は「施工保証(工事保証)」だということを踏まえたうえで、一般的な保証年数はどれぐらいなのかについてお話いたします。結論から申しますと、「製品の期待耐候年数(長持ち年数)の半分」が基本です。例えば10年持つ塗料で塗装した場合は5年、20年持つ塗料で塗装した場合は10年の保証が付くということです。「10年持つと言っているのに、半分だけ?」と思われた方も多いかと存じます。おっしゃる通りで、もし私が同じ立場であればそう思います。
これには3つの訳がありまして、1つ目は「期待耐候年数は塗料メーカーが発表しており、試験データであるということ」、2つ目は「耐候年数の半分を境に、施工不良なのか判断が付きづらくなってしまうこと」、3つ目が「会社がつぶれてしまうから」です。
それぞれについて解説いたします。
●「期待耐候年数は塗料メーカーが発表しており、試験データであるということ」
最近ですと塗料の性能も上がっておりまして、20年以上持つ塗料が販売されております。20年も持つ塗料…果たしてこれは何を根拠に言っているのでしょうか?これは試験データ(促進耐候性試験)から算出しております。すなわち、期待耐候年数は「大体これぐらいは持つでしょう」年数ということです。言ってしまえば、実例がないんです。だからと言って信憑性が低いかというとそうではないです。促進耐候性試験のうち、「キセノンランプ式」はJIS規格ですので、かなり信憑性が高いです。ただこれは塗料メーカーの発表であるため、施工店である我々は20年持つからと言って20年保証を付けることはできかねます。
どの塗装店でも、上記の理由で基本的には半分と言われておりますので、「めいっぱい保証を付ける」という塗装屋さんは(ないと思います)かなり怪しいです。保証内容や免責事項に注意が必要です。
●「耐候年数の半分を境に、施工不良なのか判断が付きづらくなってしまうこと」
この世には無機物と有機物が存在しております。塗料は有機物ですから、必ず劣化します。最近は「無機塗料」という言葉がだいぶ浸透しておりますが、残念ながら完全な無機塗料は存在しません。塗料として存在できないからです(無機塗料のお話はまたいつかの時に…)。その必ず劣化する塗料ですが、耐用年数を境に一気に劣化するということではなく、年々徐々に劣化していきます(=経年劣化)。緩やかに劣化が進行していきますから、耐用年数の半分あたりを過ぎると、それが「施工不良」による劣化なのか、「経年劣化」による劣化なのかの見分けをつけることが非常に難しくなって参ります。そのため、耐用年数の半分が保証の年数となっているのです。
だからと言って10年持つ塗料を塗装して6年経って剥がれてしまった場合、何もしてくれないのかというとそうではありません。我々塗装屋はお客様のお家を安心して、長く住める状態にすることが使命ですから、調査を行い原因を究明し、必要なメンテナンスをご提案いたします。塗装して終わり!という時代はもう過ぎ去ったのです。
●「会社がつぶれてしまうから」
10年持つ塗料を塗装して、工事保証を耐用年数分めいっぱい付けたとしたらどうでしょうか?耐用年数ギリギリでお問い合わせをいただき、色あせや部分的な剥離が見られるからといって全て無償で塗装していたら、会社は存続できなくなります。会社がなくなると、アフターサービスもできなくなりますし、トラストの塗装をお届けすることもできなくなります。かえってお客様に対して失礼だと私は考えますが、いかがでしょうか。
ありがたいことに、年末のご挨拶に伺うと会社黎明期に塗装をご提供したお客様から、「トラストはあちこちに看板が出ているね、当時の判断は間違ってなかった、いい会社に出会えてよかった」と仰っていただけます。その方は塗装が必要になったら、トラストにまたお願いするとまで仰ってくださいました。会社が続くことでずっと安心をお届けすることができているということです。
日本は資本主義ですから、何をするにもお金がかかってしまいます。トラストでは確かな塗装工事を適正な値段でお届けし、感動していただくことを第一に考えております。そのため、どうしても保証をめいっぱい付けることができかねるのです。
保証がきれたらどうなるの?
保証期間内と保証期間外で変わることは、「メンテナンスが無償ではなくなる」のみです。トラストでは、弊社で施工した方は毎年1回は伺うようにし、状態を確認しております。メンテナンスが必要な状態であればご案内いたしますし、そうでなければ不必要なメンテナンスを押し売りするようなことは一切しておりません。
最後に
2025年初めてのブログ更新となりましたが、いつも以上に気合が入ってしまった気がします(笑)。保証に関してはお客様の安心に直結する部分ですので、会社として必ずお伝えしている項目になります。ブログですと文字のみで、お客様の質問も受け付けずに私が書き連ねているだけですから、お問い合わせいただいた際にお話できればと思っております。
「今年は塗装しようかな」とお考えの方は是非トラストへお問い合わせくださいませ。ご納得いただける工事・ご提案・ご説明であることをお約束して、ブログの締めとさせていただきます!
最後までお読みいただきありがとうございました。2025年も張り切って仕事する丸メガネの石井がお届けいたしました!
トラストは外壁塗装・屋根塗装・雨漏り専門店です。
長野県北信・東信地域密着で多くの信頼と実績を積み重ねてきた塗装のプロフェッショナル集団です。
地域密着だからこそ実現できる適正価格で高品質な塗装をご提供いたします。
これまで積み重ねてきた信頼と実績に恥じぬよう、誠心誠意対応させていただきます。
★トラストは長野市、上田市、佐久市で気軽に相談ができる《外壁・屋根塗装ショールーム》を展開しております★
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