瓦は変わらずメンテナンス不要?
2024.08.27 (Tue) 更新
長野県長野市、上田市、佐久市のみなさん、こんにちは!
毎度おなじみ、丸メガネの石井でございます。さて、今回のブログを私が書いているということは…ネタが思い浮かんだということです!(笑)
いつもの如くキリンの首のように長い前置きを書いているとせっかく思い浮かんだネタが頭から抜けてしまいそうですが、なにぶん、最近の事情について書きたくなってしまう性でして…。皆様、台風10号とんでもない勢いで日本へ向かっているようですが準備は万全でしょうか?私ですか?万全ではないです。アパートのベランダには折り畳みのイスが置きっぱなしですし、懐中電灯も昔100円ショップで買ったものしかないです。長野県は天気予報を見る限りですと、とんでもない量の雨が降る様子でもないので、自分が備えるよりも台風の影響をモロ受ける方がそういった防災商品を購入されたほうがいいと思うのであえて購入していないだけです。そうだと思われます。
台風と言えば風、風と言えば瓦のズレということで、今回は瓦について取り上げようと考えております。ご自身のお住まいの屋根が瓦屋根だという方は特にご覧いただきたい内容となっておりますので、是非最後までお付き合いくださいませ。
(最近暑いのでタイトルをダジャレにしましたが、気づいている方は…いませんよね泣)
瓦のメンテナンス
「瓦の屋根はメンテナンスが要らない」…なんてお思いの方、多いのではないでしょうか?私ども塗装屋目線から結論を申しますと、確かに瓦のメンテナンスは不要です。…ただし!“塗装によるメンテナンスは不要”なだけてあって、そのほかのメンテナンスは確実に必要になってくるのが瓦の屋根です。例えば今回迫りくる台風による「瓦(棟)のズレ」、風で飛んできた物体による「瓦の割れ」。ほかにも漆喰の詰め直しが必要ですし、メンテナンスフリー!という夢のような建材はないに等しいです。
ただし、瓦は土(無機物)から作られるものですので、半永久的な建材といえます。耐久年数は50年~100年程度ともいわれておりますので、高寿命であることは間違いないです。これは瓦単体の寿命であり、建物の寿命とは異なりますのでご注意くださいませ。
瓦の劣化サイン
●瓦の割れ
パッと見て判断することができる症状です。パックリ割れているとアウトです。
割れていたらアウト、な理由としては、この下は防水シートが施工されているだけだからです。瓦屋根は桟木(サンギ)と呼ばれる木材にひっかけるようにして施工されておりまして、その下は防水シートが施工されており、そのまた下はただの木の板です。瓦の屋根は瓦が1枚でも割れると簡単に雨水が浸入できてしまいますので、見つけ次第早急なメンテナンスをお勧めいたします。トラストでは瓦の交換も行っておりますので、もし発見されたらお気軽にお問い合わせくださいませ。
●瓦(棟)のズレ
こちらも見て判断できます…が、ふと思いましたが瓦屋根は基本4寸5分勾配(4寸以上)ですので、登って見るには危険が伴いますので注意するようにお願いいたします。トラストでは診断・見積を無料で行っていますので、少しでも不安があれはお気軽にお問い合わせくださいませ。
さて、話を戻して調査を行うのであれば目線を棟と同じにして、視線を棟と平行にします。丁度、写真のような視点で見ていただくとわかりやすいですね。
↑こんな感じですね。
写真のような棟であれば全く問題ございません。きれいな状態といえます。また、その際に棟の下を見てみると…
これは別のお家の写真となりますが、白いものがございます。漆喰です。このようにボロボロになっている場合、詰め直しの補修が必要となります。このままの状態で放置していると、漆喰がどんどん流れてしまい、棟のズレ、崩落につながってしまいます。
この漆喰は瓦屋根の場合色々なところに施工されておりますので、くまなく調査し少しでも異変があった場合はすぐに対処をお勧めいたします。
●その他の症状
私が現地調査の際に多く見る劣化症状は主に上記の2つです。このほかにも劣化症状はございますが、完全放置の離れだったり、土蔵だったりと、人が住んでいない状態が長い建物ですと以下の症状が見受けられる場合がございます。
〇瓦のズレ(消失):瓦が風にあおられて少しでもずれると、そこからさらに風が吹き上げてほかの瓦にも影響を与えます。長らく放置していると瓦が全体的にガタガタをズレてしまい、「瓦の葺き替え(葺き直し)」による補修が必要となって参ります。多くの場合瓦がずれたままですと、割れも起こってきますので瓦の交換も必要となったり、防水シートの劣化が著しかった場合はその張り直しが必要になったりと、手間がかかる工事になってしまいます。
〇軒先のゆがみ・崩落:これは瓦の重みによる劣化症状です。瓦一枚当たりの重さは約3kgで、何百枚・何千枚もの瓦が屋根に乗っかっているわけですから、瓦全体の重さは余裕で1トンは超えてきます。そんな重さを支えているのは柱や板ですから、次第に重さに耐えられなくなって歪んでしまったり、崩落してしまったりすることが稀ですがあります。丁度この写真のような状態です。
ここまでの崩落ですと下地からやり直さなくてはならないため、大掛かりな工事となってしまうことは避けられません。
最後に
いかがでしかか?日本では古くからある建材の一つの瓦ですが、瓦自体はメンテナンス不要ですが瓦屋根のメンテナンスは必要です。屋根はなかなか見ることが無いかと思いますが、台風が過ぎ去ったらぜひセルフチェックしてみてはいかがでしょうか。建物のメンテナンスは早め早めが肝心です。
台風の情報を見てみると、日本列島を旅行しに来るようで大変ですね…。私も他人ごとではないので、少ない貯金を切り崩してなけなしのお金で防災グッズを揃えることとします(笑)。今更?いいえ、今からよ!とナミも言っていますので、皆様も十分にお備えを!!
今回のブログは以上となります。またネタが思いついたらすぐに更新しますので、また次回のブログでお会いしましょう!丸メガネの石井がお送りいたしました。それでは!
トラストは外壁塗装・屋根塗装・雨漏り専門店です。
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