下塗り材のあれこれについて
2024.08.26 (Mon) 更新
長野県長野市、上田市、佐久市のみなさん、こんにちは!
ブログをお読みの皆様、ご無沙汰しております。丸メガネの石井でございます。いや~、暑いですね!(笑)6月の下旬あたりは丁度梅雨入りしたこともあってか、気温も落ち着いていて夜風呂上りには寒いかなぐらいだったのですが、今はもう外に出るだけで唸ってしまいます…。特に現地調査で屋根に登ったときは、冷蔵庫から取り出して1時間経ったアイスのようにウダウダに溶けてしまいそうです。営業の私でそのレベルですから、塗装工事を行ってくれている職人さん達や、現場の管理をしてくださっている施工管理の方々はもっともっと燃えていると思います。
おかげさまで佐久平店ショールームにも多くのお問合せ・現地調査のご依頼をいただいておりまして、工事現場にもなかなか顔を出せていませんので、職人さんや施工管理の方には頭が上がりませんね。気温は上がりますが。
さて、いつもの如く長い前置きはこのぐらいにして、今回のブログは下塗り材について書いていこうと思っております。
下塗り材とは
塗装を行う際、特殊な場合を除いて下塗りは必ず行います。その際に用いる塗料が「下塗り材」と呼称されております。種類は大きく分けて3つございまして、「プライマー(シーラー)」「サフェーサー」「フィラー(フィーラー)」とあります。それぞれ下塗り材なので、1番最初に塗る塗料という括りでは基本的にすべて共通しているのですが、塗装されるものの素材や状態によってこのなかのどれを使用するのかが変わって参ります。
ここでは、「下塗り材は1番最初に塗る塗料」という認識だけいただければ十分かと存じますが、そもそもなんで下塗り材を1番最初に塗るのか?それじゃないといかんのか?と。ええ、そうなんです、いかんのです。私の入社当時は正直塗れるものであればなんでもよいのでは…?なんて思っておりましたが言語道断!!選定を間違えてしまうと不具合が発生してしまいますからね。下塗り材を一番初めに塗装する理由としては、
①塗装されるものと塗料の密着力を向上させるため。
②塗装されるものの表面を調整するため。
③(金属の場合)サビの発生・進行を抑制するため
などがありますね。将来的に予想される不具合を防止するためには下塗りが必要不可欠ということです。
下塗り材の種類
●プライマー(シーラー)
恐らく多くの方が聞いたことがあるのではないでしょうか?お車が好きな方はオートバックスさんやイエローハットさんで車の塗装コーナーで見たことあるかと存じます。
このプライマーといわれる下塗り材は、他の下塗り材と比較すると「密着力」に優れており、比較的痛みが少ない外壁の下塗りで用いられることが多いです。窯業サイディングや金属サイディングのお家を塗装するとなったらプライマー!のような感じですね。化粧品で例えるならローションタイプの保湿剤といったようなものでしょうか。機能としてもサビを抑制する機能がついていたり、静電気の発生を抑える機能がついていたりしますので、状況によって使い分けます。
ちなみにプライマー(シーラー)と記載しておりますが、プライマーとシーラー、名前は違うけど機能としてはほとんど一緒です。シーラーのほうが隠蔽性が若干あるかと存じますが、現に下塗り材でも「シーラープライマー」なんてものもありますので、どっちも同じだと考えていただいて差支えないかと思います。
●サフェーサー
サフェーサーは簡単に言うとプライマーの密着性とシーラーの隠蔽性を兼ね備えた塗料です。密着力の高ければ隠蔽性も備えておりますので、傷みが激しい窯業サイディングに使用したり、傷みの少ないモルタル外壁に使用したりすることがございます。ほとんどの場合は、プライマーを選択したりシーラーを使うことが多いように感じます。トラストでは今はほとんど使わない印象がございます。ただ「サフェーサーを使っておけば間違いない!」をおっしゃる会社様や、補修を行ったのちにサフェーサーを塗装する会社様もいらっしゃるそうです。
●フィラー
フィラーは高い隠ぺい力が魅力の下塗り材で、モルタルやALCといった外壁に使用する下塗り材となります。イメージ的にはギョトギョトした下塗り材という感じで、細かな既存塗膜のひび割れの間に入り込みますので、塗装する面がきれいになります。これは「ひび割れがどれだけある外壁でもフィラーさえ塗装すれば問題なし」ということではなく、ひび割れは下塗り前に大きさに応じて適切な補修を施しますので、どちらかというと将来的に発生するであろうクラックをできるだけ目立たないように(=外側にクラックが出てきてしまわないように)フィラーを用いるような形です。
ちなみにこちらのフィラー、窯業系サイディングに用いるのはもってのほかです。膨れてきてしまう可能性大です!
最後に
いかがでしたか?このブログを書いていて、私も頭がこんがらがってきてしまいました…。下塗り材にもいろいろと種類がありますし、機能性だって違います。浸透性タイプ、静電気抑制タイプ…。ちなみにここに「油性か水性か?」「1液タイプか?2液タイプか?」などの要素も含まれてきますのでもっと複雑です。私もまだまだ業界経験が浅い身ですので、日々勉強中でございます。今回のブログはここまでとなります!次回の石井執筆のブログは、ネタが見つかり次第…となります(不定期ということです…笑)。
以上、丸メガネの石井がお届けいたしました!
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