尺貫法(長さ)について|長野市、上田市 外壁塗装・屋根塗装専門店トラスト
2024.06.12 (Wed) 更新
長野県長野市、上田市のみなさん、こんにちは!
今回は早めの更新を心掛けましたので、前回のように2か月ではなく1週間でブログ更新です!どんなブログを書こうかと考えながら日々、仕事をしておりました。「ブログを書きたい」と思い立っても、そもそもどんな内容について取り扱うのかというところでいつも躓いてしまいまして、考えている間に次の予定の時刻になってしまったり、「この前思いついたけど何だっけ…」となってしまうことがあったりと、メモを取れよ!と自分に言い聞かせております。ばっちりメモしてありましたので、今回は迷わずに済みます。ズバリ、今期のブログは”尺貫法”です!
尺貫法って?
尺貫法とは、中国を起源とする日本古来の計量法のことです。だいぶ昔から使われてきた長さや面積を表すものですが、戦後に制定された計量法にて廃止とされ、今では国際単位系(メートルやセンチなど)が広く用いられるようになりましたが、建築業界ではまだまだ使われているのが現状ですね。私もこの業界に入る前は、尺貫法について「聞いたことあるな~」程度でしたが、入ってからは頻繁に用いることが多くなりましたので、ブログにて皆様に紹介すると同時に、自分の中でも再度勉強し直せるという、まさに一石二鳥というわけです。
尺貫法で用いられる単位
皆様も聞いたことがあるものばかりかと存じますが、「それって何メートル?」「それって何平方メートル?」ときかれるとパッと出てくる方は少ないのではないでしょうか。あっ、私ですか?私は答えることできますよ?……6尺ですか、何メートルかって?それはこれから紹介しますのでご自身で計算をお願いいたします…。ちなみに今回のブログで取り上げるのは「長さ」についてのみとなります。面積についてはまた別のブログで取り上げさせていただきます!
●長さ(里・町・間・尺・寸・分<り・ちょう・けん・しゃく・すん・ぶ>)
まずは長さからご紹介してまいります。表す単位としては6つ存在しておりますが、うち2つ(里・町)はほとんど使いません。ちなみに左の「里」が一番大きい単位で、右に向かうにつれて小さくなってまいります。ご紹介するのは小さい順のほうが分かりやすいかと存じますので、小さいほうからご紹介してまいります。
尺貫法 | メートル法 |
1分 | 3.03mm(0.1寸) |
1寸 | 3.03cm(0.1尺) |
1尺 | 30.3cm |
1間 | 1.820m(6尺) |
1町 | 109.09m(60間) |
1里 | 3.9273km(36町) |
この6つの単位のうち、「1里」「1町」はほとんど用いられることが無いため、「こんな単位があるんだな」くらいのイメージで結構です。よく使うのは残りの4つの単位のほうです。また、4つの単位のうち基準となるのは”尺”で、「1間=6尺」、「1寸=1/10尺」、「1分=1/10寸」となります。つまり”尺”がメートル法ではどれぐらい数値なのかを押さえておけば大体OKということになります。
知っトクコラムとして、”1尺”を30.3cmと覚えるのと同時に、自分の体でどれぐらいかということを知っておくと現場で有効だったりします。私の場合は、(どちらの腕でもよいのですが)右腕を曲げた状態で<右ひじ~小指側の感情線の終わり>が1尺です。このような覚え方をしておくと、1尺が何センチだったかを瞬間的に思い出すことができます。
また、尺貫法の長さをメートルに直すと端数が出てしまいますので、一般的には下一桁の数字は四捨五入されて用いられております。例えば<1尺5寸=454.545mm≒455mm(ヨンゴーゴー)><3尺(半間)=909.09mm≒910mm(キュウヒャクトオ)><6尺(1間)=1818.18mm≒1820mm(センハッピャクニジュウ)>のような形となります。オレンジ色にマークアップしてみましたが、よく目にされたことがあるのではないでしょうか。
お家の中の尺貫法
●雨樋(軒樋の吊り金具ピッチ)
簡単に尺貫法で用いられている長さの単位を表で表してみましたが、お家に視点を移してみると結構よく使われております。私が一番最初に「本当に使われている!」と感動したのは、”雨どい(軒樋)の吊り金具の間隔”です。写真付きのほうが分かりやすいかと思いますので、例を挙げてまいります。
若干分かりづらいですが、上下の写真を見比べてみると、雨樋を支えている金具(部材)の間隔の違いにお気づきいただけるでしょうか?それでは、上の写真の金具の間隔・下の写真の金具の間隔はそれぞれいくつでしょうか?
地域によって多少の違いは存在しますが、長野ですと大体910mm(3尺)か455mm(1尺5寸)のことが多いです。上の写真は910mm、下の写真は455mmですね。築年数が2桁年以上の場合は一般的に910mmのことがほとんどです。現地調査でハシゴで屋根に上がる際、雨樋の吊り金具のピッチ(間隔)を測ってみると本当にこの数値だったときは感動したのを覚えています笑
●外壁材(窯業サイディング)
外壁材のシェアNo.1を誇る窯業サイディングも尺貫法に基づいて製造されております。このブログをお読みの方でも、外壁材が窯業サイディングである方が多いのではないでしょうか。今一度外壁材をよく見てみると、規則的に目地(縦or横に入っているラインのこと)がることに気づかれるのではないでしょうか。
こちらの外壁材は窯業サイディングと呼ばれるもので、横張りで施工されています。窯業サイディングの規格としては、455mm(または1820mm)×3030mmとなります。写真の外壁ですと、455mm×3030mmです。写真右下の青色の庇から横目地2つ上に上がった部分を注視すると、一本黒い影のようなものが見えるのがお分かりになるでしょうか。また、そこから3つ上に上がった換気部材の周辺にも黒い影のような1本線が見えます。その間隔が455mmなのです。
文字で説明するのは少し難易度が高いですね…。直接聞きたい方は、近日オープンする佐久平店ショールームへお越しいただけますと、丸メガネの石井が模型を使ってご説明いたします!
最後に
いかがでしたか?今回のブログでは、尺貫法(長さ)についてご紹介してみました。私もまだまだ2年目ですので、正直覚えきれていない部分がありましたので勉強になりました笑
次回のブログでは尺貫法(面積)について取り扱おうと考えております。それではまた次回のブログで、以上丸メガネの石井がお届けいたしました!
トラストは外壁塗装・屋根塗装・雨漏り専門店
です。
長野県長野市、上田市地域密着で多くの信頼と実績を積み重ねてきた塗装のプロフェッショナル集団です。
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これまで積み重ねてきた信頼と実績に恥じぬよう、誠心誠意対応させていただきます。
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