塗装に必要なのは外壁や屋根だけじゃない?
今回は付帯部についてお話しさせていただきます。
みなさま「付帯部(ふたいぶ)」という言葉をご存知でしょうか?
外壁塗装や屋根塗装のお見積書に記載されている”付帯部”とは一体どのことを指しているのか、疑問をお持ちの方もいらっしゃるかと思います。
なぜ、外壁塗装の見積を頼んだのに、付帯部まで塗装する必要があるのか。
付帯部を塗装する必要性についてご説明させていただきます。
長野県長野市、上田市、佐久市のみなさん、こんにちは!
そもそも付帯部とは?
そもそも、付帯部が何なのかよくわからないという方も多いでしょう。
外壁や屋根に付帯している部分を総じて付帯部と呼んでいます。「雨樋」「軒天井」などもお見積りの中では付帯部に含まれていることがあります。
基本的には、付帯部も定期的な塗装やメンテナンスが必要です。
しかし、なかには「必ずしも塗装をしなくてもよい付帯部」などもあります。
外壁と一緒に付帯部を塗装するのはなぜ
付帯部は外壁や屋根に比べて塗装の重要度が低く見られがちです。
付帯部は塩化ビニール(塩ビ)や鋼板、木材製など、屋根や外壁に比べて劣化しやすい素材が多く、また部位によっては紫外線や雨風の影響を受けやすい場所です。
ですので、定期的な塗り替えによるメンテナンス、場合によっては交換が必要となります。
一般的に、外壁塗装するタイミングで付帯部も一緒に塗装します。
その理由としては、以下の理由が挙げられます。
■外壁塗装と付帯部塗装を別のタイミングで行うと、余計な費用が掛かる可能性が大きい
外壁塗装時には付帯塗装時にも足場が必要となります。外壁塗装と付帯部塗装を一緒に行えば足場代は1回分で済みます。ところが別のタイミングで行うと足場代は倍かかってしまいます。
(地面から届く範囲での付帯部塗装などは足場代はかかってこないかと思います。)
また、外壁塗装と付帯部塗装を同時に行った場合は、外壁塗装の合間に付帯部塗装をしたりとうまく時間を活用していくため人件費が抑えられることもあります。
しかし、外壁塗装と付帯部塗装を別々に行うと余計に人件費がかかることになるでしょう。
■外壁だけ塗装した場合、付帯部の傷みや汚れが悪目立ちすることも
仮に外壁だけ塗装をし、付帯部を塗装しなかったとすると、外壁が綺麗になった分だけ、より付帯部の傷みや汚れが目立ってしまうことがあるでしょう。
付帯部の傷みや汚れがひどいほど、きれいになった建物とのコントラストが引き立つことがあります。
実際に、付帯部の塗装をせずに外壁塗装のみを行ったお客様で後悔したという話も聞きます。
美観の面で考えても、外壁と付帯部は一緒に塗装するのが良いでしょう。
■付帯部を改めて塗装しようと思う人は稀
塗装工事をするには時間と手間がかかります。状態の診断、御見積書の検討、色選びなどお打ち合わせを行い、工事の段取り。工事期間中は窓が開けられないなど制限があります。
こうしたことを付帯部だけのために改めて行うかと思うと、多くの人が「まあ、いいか」と思うのではないでしょうか。そもそも、付帯部の塗装について考えることすらないかもしれません。
しかし、付帯部を塗装せずに放置することで、本来の性能で機能しなくなるだけではなく、様々な劣化要因へとつながることがございます。
「付帯部の塗装を後回しにして放置した結果、最悪の事態を引き起こしてしまった…」といったことがないよう、塗装を必要としている付帯部については、外壁塗装をするタイミングで一緒に塗装してしまうのが良いというわけです。
付帯部の代表的な部位
軒天井
軒天井とは、住宅の外壁から外側に張り出している屋根の裏側を指します。建物の美観を整えるとともに屋根の内部構造を守る役割があります。
軒天井にひび割れや塗膜の膨れ・剥がれ、カビや藻が発生している場合、通常は足場を立てる外壁塗装と同じタイミングで塗装や修繕をします。
軒天井の劣化症状の中でも、特に雨染みが発生している場合は、塗装では補修しきれないことがほとんどです。
というのも、雨染みの原因はだいたいが雨漏りによってできた可能性が高いためです。
雨漏りが原因で雨染みができているとすると、塗装ではなくその部分のみ張り替えを行うことになります。
雨樋
雨樋とは、屋根に降った雨が外壁につたわないよう、雨水を集めて排水するための設備です。
屋根に平行についているものを軒樋(のきどい)、垂直方向についているものを竪樋(たてどい)と呼び、これら樋の総称を雨樋といいます。
外壁が綺麗になると、外壁についている雨樋の傷みや汚れはより悪目立ちしてしまうため、ほとんどの場合、外壁塗装を行うタイミングで雨樋も塗装します。
塗装することで、雨樋の耐久性を高める効果も期待できます。
ただし、雨樋にひび割れやゆがみが生じている場合は、雨樋がきちんと機能しないため、雨樋の交換をすることをおすすめしています。
破風板・鼻隠し(はふいた・はなかくし)
破風板・鼻隠しとは屋根面で構成された三角形の屋根「切りずま屋根」の名称で、棟の直角にあたる屋根の側面の部分を指します。
紫外線や雨風などの影響を特に受けやすい為、こちらも基本的には外壁塗装と同じタイミングで塗装するのがいいでしょう。
こちらも劣化が進行すると、雨漏りのリスクが高まりますので注意が必要な箇所です。
幕板
幕板とは、1階部分と2階部分の間や瓦屋根の縁の部分などの境界部分にある、横長の帯のようなものを指します。
幕板の上は雨水や雪が溜まりやすい為、他の箇所よりも劣化が早い場合があります。
そのため、塗膜の剥がれやひび割れなど劣化が見受けられる場合は、外壁塗装と同じタイミングで塗装や補修をすることがいいでしょう。
美観の面で考えても、外壁塗装して外壁を横断する幕板を塗装しなければ、俯瞰して見た時に幕板の傷みや汚れが際立って見えてしまうでしょう。
ただし、塗装で補修しきれないほど幕板の劣化が大きく進行している場合には、幕板の交換等を行うこともあります。
外壁塗装とあわせて付帯部塗装をする際は、御見積書の付帯部に関する記載も確認しましょう。
- 塗装箇所
- 使用する塗料
- 付帯部の塗装にかかる費用内訳
以上の内容は確認しておきたいポイントとなります。細かく明記してあるか、などチェックしましょう。
付帯部塗装の重要性を軽視してメンテナンスを怠ってしまうと、そこから雨水が侵入してしまったり、雨漏りなどのトラブルが発生する可能性が高まります。
お家によって劣化の状態や使われている材質によりメンテナンス方法は変わります。正しい、塗料を選定できていない場合、早期に剥がれなどの不具合が見受けられる可能性がございます。付帯部にもあった塗料の選定も必要になります。
今回の内容が参考になれればと思います。ご一読いただきありがとうございました。
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