ガルバリウム鋼板とは…??
今回のブログでは、屋根材の「ガルバリウム鋼板」について説明させていただきます!
長野県長野市、上田市、佐久市のみなさん、こんにちは!
目次
ガルバリウム鋼板とは?
ガルバリウム鋼板とは金属屋根の一種で、従来はトタン板(亜鉛の鉄板)が主流でしたが、2000年以降には主流として使われるようになった材質です。
アルミニウムと亜鉛、ケイ素の合金でメッキされている素材のことをガルバリウム鋼板と言い、
「溶融55%アルミニウム-亜鉛合金メッキ鋼板」という正式名称がつけられています。
ガルバリウム鋼板のいいところ
サビに強い!
近年では鋼板屋根の主流になっているガルバリウム鋼板ですが、人気の理由としてサビに強いことが挙げられます。
トタン板は経年とともに亜鉛のメッキ成分がだんだんと減少し、発錆してしまいます。
それに対してガルバリウム鋼板は亜鉛とアルミのメッキを施しているので、亜鉛の防食作用とアルミの保護作用により発錆しにくく、発錆しても拡大しにくいという特徴があります。
長持ち!
ガルバリウム鋼板は、他の屋根材よりも耐用年数が長い特徴があります。
スレート屋根や洋瓦などの他の屋根材は、昼間と夜の気温差などで収縮・膨張が起こり、それを繰り返すことでヒビ割れなどの劣化が進行していきます。
対してガルバリウム鋼板は、そのような劣化が起きないので安心です。
スレート屋根などの耐候年数は長く見ても20年~30年ほどですが、ガルバリウム鋼板だと25年~35年の耐候年数があり、適切なメンテナンスを定期的におこなえば40年ほど長持ちすることが期待されます。
耐震性も!
ガルバリウム鋼板の厚みは1~3mm程度です。
そのため非常に軽量で、瓦よりも約10分の1、スレートよりも約4分の1の重量に抑えられています。
軽量なため、地震が起きた際も建物への負担が小さいです。
ガルバリウム鋼板は重量による建物への負担を軽減できるため、屋根の張り替えリフォーム方法の一つである、カバー工法にも多く用いられています。
ガルバリウム鋼板に見受けられる劣化症状
ガルバリウム鋼板は耐久性などに優れておりますが、適切なメンテナンスを定期的におこなわなければ、下記のような劣化症状が出てしまいます。
チョーキング
チョーキングとは、基材を触ると粉が付着するような劣化症状です。
工場から出荷されたときに焼き付けされた塗膜や、リフォームで塗り替えをした塗膜が、紫外線や雨、風、熱などにより劣化し、顔料が浮き出ている状態です。
防水機能が低下しているサインで、放置しておくと発錆の可能性が高まります。
チョーキングが見受けられたら、塗り替えをご検討いただく頃合いです。
白サビ
白サビとは、ガルバリウム鋼板のメッキである亜鉛が、水分と空気が原因で酸化して白い斑点のように出てしまうサビのことです。
発生しやすい環境としては、沿岸地域の潮風が場所や、高温多湿で表面が乾燥しにくい環境が挙げられます。
白サビは、次でご紹介する赤サビの前段階です。すぐに耐久性を損なってしまうものではありませんが、長期的に放置すると鋼板材にはあまり良くありません。
赤サビ
赤サビは、白サビを放置した結果、メッキがなくなってしまい鋼板が露出するため発生してしまうサビです。
赤サビは、ガルバリウム鋼板のメッキ層よりも深く傷がついた部分から発錆します。
赤サビが広がると鋼板に穴があいてしまい、建物の中へ水が浸入して雨漏りにつながります。
赤サビが見受けられたら、早めにメンテナンスをご検討いただくことをおすすめいたします。
電食
電食とは異なる金属が接触した際に、電気化学作用により引き起こされる腐食症状です。
ガルバリウム鋼板自体に傷がついていなくても、他の金属と接触することで電食がおこります。
特に、ガルバリウム鋼板はステンレスや銅と相性が悪いです。
ステンレス製の釘や防腐防蟻効果がある銅が含まれた木材などが長時間接触することは避けた方がいいです。
落ち葉や木片などと接触しても電食を引き起こす可能性があるため、定期的に清掃をすることも電食を防ぐ方法の一つです。
メンテナンスの注意点
サビにくく耐久性に優れているガルバリウム鋼板ですが、定期的に適切なメンテナンスが必要です。
メンテナンスをご検討の方へ、注意点をご紹介します。
塗り替えの目安
屋根や外壁の耐候年数は、住まわれている環境で大きく変わります。
ガルバリウム鋼板は一般的に10~15年が塗り替え時期と言われています。
しかし長野県は積雪があり、寒暖差も激しく、紫外線量も多いので建物にとっては非常に過酷な環境です。
耐候年数に満たなくても、少しでも気になる点があればご相談いただければ無料で点検・診断をさせていただきます。
適切な施工とは
鋼板屋根の塗装は一般的に、下塗り1回・上塗り2回の計3回塗りで仕上げます。
どんな塗料を使用するかによって耐候年数が変わってきますので、予算や今後の建物の使い方などを考慮してお選びいただければと思います。
しかし、どんなにいい塗料を使用しても、下地処理を怠っていたり希釈量が適当だったりすると、塗料に期待される耐候年数をしっかりと発揮することができません。
適当な施工をしていると、2~3年で剥がれや色褪せが出てきてしまうこともあります。
塗装は半製品と言われていて、塗料だけでは意味を成さず、屋根や壁に塗って初めて製品になるものです。
適当な施工がされていても、塗ってすぐは綺麗に見えてしまいます。
塗装は安いお買い物ではないので、2~3年で劣化してしまうととても切ないと思います。
希釈量はメーカーで決められておりますが、下地処理の方法は業者によって様々です。
どんな施工をするのか、業者に一度確認をしてみるのもいいと思います。
まとめ
今回は、鋼板材で主流になってきているガルバリウム鋼板についてご紹介させていただきました。
高耐候で耐震性にも優れているガルバリウム鋼板ですが、メンテナンスフリーなものではありません。
劣化を放置しておくと塗装ではメンテナンス不可能となり、張り替えが必要になってしまう可能性もあります。
張り替えになってしまうと塗装よりも費用が2~3倍にも膨らんでしまいます。
少しでも気になる劣化が見受けられたら業者に相談していただくと、メンテナンスの費用を最小限に抑えることができると思います。
メンテナンスをされる際は、適切な施工をしてくれる業者なのかしっかりと見極ることが大切です。
気になる点やお困りのことがあれば、まずは弊社にお気軽にご相談ください!
点検・診断・お見積りまでは無料でおこなわせていただきます。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
トラストは外壁塗装・屋根塗装・雨漏り専門店です。
長野県長野市、上田市地域密着で多くの信頼と実績を積み重ねてきた塗装のプロフェッショナル集団です。
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