「鉄板屋根の歴史」|長野市、上田市 外壁塗装・屋根塗装専門店トラスト
長野県長野市、上田市のみなさん、こんにちは!
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先日ガルバリウム鋼板屋根のカバー工事をさせていただきました。
今ではメジャーなガルバリウム鋼板の屋根ですが、どうしてガルバリウム鋼板にたどり着いたのか、
ふと気になってしまいました。今回は鉄板屋根の変遷についてお話ししたいと思います。
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弊社でもよくご依頼をいただくのが鉄板屋根です。
鉄板はスレートや瓦に比べお手頃でメンテナンス費用もそこまでかからないことから
今では多くの住宅を守っています。
丈夫な鉄板があれば定期的かつ適切なメンテナンスで鉄板屋根を長く持たせることができます。
しかし、1881年日本ペイント設立までの間では、塗装で屋根を守るという概念がありませんでした。
そこで、屋根塗装が定着していない時代に、どんな屋根材が使われていたのか、調べてきました。
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一番初めに使われた鉄板屋根の材料が「ブリキ」と呼ばれる、鉄板にスズのメッキ加工をしたものでした。
徳川将軍の生きたこの時代に作られたお城などの屋根は銅の瓦が使われていましたが、
高価なものですので、一般的には「ブリキ」の屋根が普及していました。
鉄板屋根の1番の敵は雨です。水分によって錆が出てしまうので、水分への耐久性を高めるため
スズのメッキがされました。
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次に使われたのが、「トタン」と呼ばれる、鉄板に亜鉛メッキを施したものです。
ブリキは加工がしやすく耐食性を兼ね備えていましたが、傷がつきやすいという懸念点がありました。
一度傷がついてしまうと、そこから錆が進行していってしまうので、錆の侵食を抑える必要がありました。
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そこで成果を発揮したものが亜鉛です。鉄よりイオン化傾向の大きい亜鉛をメッキすることで、
電気科学的作用により錆の腐食を抑えることができます。
簡単に言うと、鉄が錆びる前に亜鉛が溶けて覆ってしまうということです。
こうやって聞いてみると、科学的解決策をとっていておもしろいなぁと思うのですが、
溶けだせる亜鉛に限りがあることは誰にでもわかることです。トタン屋根の歴史は短いものでした。
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次に出てきたのがガルバリウム鋼板です。これは鉄板に亜鉛とアルミの合金メッキを施したものです。
亜鉛が溶けてしまった際にアルミがその穴を埋める作用があります。
トタン屋根開発の歴史があったから作ることができた屋根材、と言ってもいいくらいですね。
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アルミも亜鉛と同じように溶け出す量には限りがあるのでは??と思われる方もいるかと思いますが
亜鉛メッキ+アルミメッキというよりは、亜鉛メッキ×アルミメッキというイメージで耐久性はぐんと上がります。
トタン屋根は10~20年ほどの耐久性と言われ、7~10年サイクルでのメンテナンスをお勧めしたいです。。
ガルバリウム鋼板の屋根は25~30年以上持つといわれています。15~20年サイクルでのメンテナンスで問題はないと思います。
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以上のように、鉄板屋根はブリキ→トタン→ガルバリウム鋼板と変遷してきました。
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今回ふと疑問に思ったことで、いろいろな文献を見漁って鉄板屋根の歴史を調べてきました。
私事ですが、塗装についての勉強のほかにも、塗装をするうえで屋根の歴史を知ることも大切だなぁと思いました。
ガルバリウム鋼板の屋根の魅力をより詳しく伝えられる気がします。
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これからもちょっと気になる屋根材・壁材の歴史についてお話しできればなと思います。
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これで終わります。
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